沖永良部島での国産コーヒーへの挑戦
ノアコーヒーのオーナーのさつきさんは、父、政次さんの協力を得て、「国産コーヒー栽培」の夢の実現へとあゆみ始めたのは今から7年前のこと。
2008年5月・・・・・・・・・アラビカ種苗木100本を輸入。800平方メートルの農場へ植付けを行いました。元農協職員で農業技術を35年指導してきた政次さん。その中で培われた知識と経験を生かして試行錯誤での栽培が始まりました。
2010年5月・・・・・・・・高さ1.4メートルに育った苗木は、ジャスミンの花のような芳醇な香りを持つ、可憐な小さな白い花を開花しました。
2011年3月・・・・・・そして、真っ赤なコーヒーチェリーの実がなり、初めての収穫は1000kgだったそうです。収穫した実は、皮をむいて10日程天日干しにした後、脱穀、その作業のほとんどが手作業で、手間ひまをかけ行われています。現在ではノアコーヒーオーナーのさつきさんが店舗経営と並行して、月に一回沖永部島に飛び、栽培管理をしています。
多い時は400本の苗木を栽培していましたが、沖永部島は台風の通り道であるため、台風の被害が大きく、数年前に300本の木が被害を受けてしまいました。その後、100本苗木を追加し、現在は200本を栽培しています。
現在では、暴風ネットを設置して、コーヒーノキを守っています。コーヒーノキに愛情をもって接し、どんな様子か、何か足りていないものはないか、しっかりと向き合うことで解決法が自ずと解るそうです。そうすることによって、生き生きと美しく生命力に溢れるコーヒーノキに育っています。ノアコーヒーの焙煎も、コーヒーの淹れ方も、じっくり、丁寧に、愛情と手間隙かけ。この価値感はノアコーヒーの全てに共通し徹底されているのです。